2023/09/08 18:45
◆ワイン
フランス(ブルゴーニュでソービニヨン・ブラン種という珍しい組み合わせ。盛夏に最適な白)
アメリカ(ムールヴェードルというブレンド役が多い品種を単独で用いた柔らかい赤)
イタリア(シャンパンと同じ伝統的製法で造られる風格のあるスパークリングワイン)
ワインの詳しい説明は、会員専用サイトで公開しています。
https://member.kenja-wine.com/wine/%ef%bc%98%e6%9c%88/
◆講義動画
① 川崎玉恵・青山学院大学准教授(統計学)
「因果推論とは何か?~データサイエンスの最前線に迫る」
2019年度ノーベル経済学賞は、「世界の貧困削減への実験的アプローチ」への貢献により3名の経済学者に贈られました。ここで注目を集めたのは、統計学的な思考方法である「因果推論」が中心的な役割を果している点です。近年日本で急速に広がっているデータサイエンスのなかでも最新の領域といわれる因果推論について、新進気鋭の統計学者にわかりやすく解説して頂きます。
(聞き手:賢者のワイン店番・上野善久)
② 藤本隆宏・東京大学名誉教授、早稲田大学教授(経営学)
書評コーナー「酒地書林」:宮本武蔵『五輪書』
経営戦略には、ポーターを代表とするポジショニング学派と、バーニーを代表とする資源ベース学派があって世界を二分していますが、実はその真ん中にもう1つ「場の位置取り」学派があり、それが剣豪・宮本武蔵の『五輪書』の兵法だという極めて独創的な見解が、自身も剣道家で東大剣道部長も長く務めた藤本教授から語られます。その太刀さばきは縦横無尽で、宮本武蔵は本当に強かったのかをめぐる菊池寛と直木三十五の論争から、製品アーキテクチャ論自体のポジショニング戦略まで、ここかと思えばあちらへ飛び移る息をもつかせぬ速射砲が知的好奇心を撃ち抜く技は見事の一言に尽きます。この本の書評としては、空前絶後の面白さといえます。
(聞き手:賢者のワイン店番・上野善久)