2024/01/17 21:45
こちら、ボトルの裏っ側ではなくて、りっぱな表側です。
ラベルが貼ってありませんので、表面だとは思えませんが、これが表なのです。
ラベルで判断してほしくない・・・という醸造者の自信の表れなのか?
それとも、ラベルの制作や貼付にかかる費用を節約して、(好意に解釈すれば)その分を中身のワインの品質向上に使いましたということなのか?
はたまた、受け狙いの裸ボトルという、それだけのことなのか?
どれにしましても、飲めばわかります。
それで、本日トクと試飲いたしました結果を発表いたします。
結論から申しますと、非常に良くできたワインでした。
バランスがよく、エレガンスが横溢していて、ほのかな甘みや、やわらかく溶け込んだ渋味、あるいはキレイ目の酸味などが総合的に高い次元で均衡していました。
4~5千円くらいの品格がありましたが、価格はまさかの千円台でした。
今年に入ってワインは25種類くらい試飲しましたが、価格 vs 品質のお値打ち感の部門では、こちらは現在のところ間違いなく1番にランクされます。
特筆すべきは、飲み手を選ばずに高評価を得るという、全方位外交官としてのソツのなさです。
初心者、中級者、上級者といったどんなお客様からも「美味しい」という声が即座に返ってくるワインというのは、そうそうありません。