2024/02/19 23:58
こんどの新店では、キャッシュレス対応を行います。
当たり前です。
いまだに「現金のみとなります」という貼り紙の店舗を見ると、やれやれと呆れます。
当店におけるキャッシュレス対応とは、現金不可ということです。
全面キャッシュレス化です。
飲み物を扱う店舗として、現金は非衛生です。
毎回、担当店員が手を洗うことは、時間だけでなく、貴重な水資源の浪費、石鹸による汚水の排出など、良いことは見当たりません。
昔と違って、銀行の店舗は激減しており、仮に店舗があっても夜間金庫サービスはほとんど廃止されています。
ATMなどへ深夜閉店後に現金を持ち込む行為は、強盗を誘発して危険です。
数百円の買い物に1万円札を出すことに何ら躊躇しない傾向が亢進している昨今、膨大な釣銭を毎日毎日用意しなければなりません。
取引口座のある金融機関であっても、両替の有料化が進展しており、現金決済のコストは急上昇しています。
このように、商店にとって現金を扱うデメリットばかり目立ちます。
20歳代半ばの店番の倅など、日ごろ現金は一切持ち歩いていません。
逆に、現金しか持ち歩かず、一切キャッシュレス決済に参加できない人たちには、残念ですがお買い物をしていただくことができません。
メリットとデメリットの比較衡量の結果ですので、商売としては致し方ありません。
中央銀行券の強制通用力は、契約が成立したときの決済手段ですので、現金のお客様には売買契約が成立しないので、強制通用力も成立しないことになります。