2024/02/22 23:28
今度の新店舗は、賢者のワインの精神をより広範に普及していくという、重要な任務を背負っています。
賢者のワインの目標とプロセスを端的に図示したスライドは、既に何度もご紹介しているとおりです。
https://www.kenja-wine.com/blog/2023/01/18/191704 (↑こちらにあります)
実はこの全体構想は、野中郁次郎と竹内弘高による日本発の世界的経営学理論である「SECI(セキ)モデル」を最初からベースにしています。
なんでもそうなのですが、うまく行ってから後付けで、「あれは、こういう考えでやったのだ」という人はたくさんいます。
それではいくらでも遡及して、結果から元ネタを構築することができてしまいます。
そのような「あるある」ではなく、成否のまったく不透明なスタート時点において、どの手法で企画して着手したのかを事前に宣言し、またリアルタイムで実況中継しながら進めていきたいと考えました。
SECIモデルについては、既に2023年11月19日の本ブログの記事で紹介しており、そこでも賢者のワインがこの理論を基にした社会実験であることを表明しています。
https://www.kenja-wine.com/blog/2023/11/19/132335
本日冒頭に示したスライドは、賢者のワインのスパイラルプロセスにSECIモデルの用語をあてはめたものです。
毎月のお届けワインを飲んでいただくという非常にシンプルな行為と、ワインにまつわる説明テキスト、教養コンテンツ、これらの暗黙知と形式知とが衆智として混然一体となっていくサイクルが、月に1度、年に12度なので、生涯では数百回のオーダーで廻っていくことになります。
その人数が増えれば、スパイラルの密度も曲線的に増加していくでしょう。
それが、「呑んで守ろうブドウと地球」という全体善、地球善へつながっていくことをめざしています。