2024/07/16 12:44
2024年6月に、会員の皆様にお届けしたワインはこちらです。
写真の右手にあるのが、フランスの銘醸地・ロワールのワインです。
ブドウ品種はカベルネ・フランです。
カベルネ・フランは、カベルネ・ソービニヨンの親に当たります。
やさしい口当たりのなかに、芯の通った骨格があり、実は愛好家にも一定の根強いファン層を持っている品種です。
そんななかでも、この1本は「しなやか且つ濃密」という二律背反の体験できる非常にすぐれた酒質です。
写真の左手は、日本の白ワインで、甲州です。
産地が甲州で、ブドウ品種も甲州です。
甲州種を使った白ワインは、濃醇なタイプと軽快なタイプに大別されますが、今回は季節がらもありますので、軽快なタイプを選びました。
軽快と言いましても、薄軽いのはなく、しっかりとした骨格の構造があり、ほのかな苦味も伴った複雑な酒質です。
醤油系の料理に絶妙な相性を示すのも甲州種の特徴です。
中央に写っているのが、ニュージーランドのロゼのスパークリングワインです。
タスマニア島のピノノワールを主体に造られています。
パワーと繊細さが共存しています。かすかに甘いニュアンスがあります。
甘口では毛頭ありませんが、その方角の微風が吹いていると、全体のバランスが急に向上して絶妙な美味しさになることがあるのですが、その典型例といえる1本です。
詳しくは、会員サイトをご覧ください。
https://member.kenja-wine.com/wine/