賢者のワイン

2024/08/19 12:51



2024年7月に、会員の皆様にお届けしたワインはこちらです。

 

写真の右手にあるのが、南イタリアのモリーゼ州のワインです。


ブドウ品種はアリアニコです。

このアリアニコは、イタリア半島を縦断する山脈を越えて地中海側に生息してタウラジなどになるアリアニコとは別のクローンだそうです。


濃厚なパワーを誇示するのではなく、柔らかく優美なワインに仕上がっています。


写真の真ん中は、ニュージーランドのリースリングです。

瓶形からもわかるように、ドイツ系の造りです。


こちらは半甘口になります。

白ワインは絶対辛口じゃないと嫌!という人は依然として多くおられます。


蒸し暑い日によく冷えたこのワインを一口含むだけで、それがいかに視野狭窄だったか思い至るはずです。


単に甘目なのではなく、最初に酸が前面に出るので爽快です。

なによりも、高貴さがあります。

このビンテージには、貴腐ブドウを少量用いているのが効いているのだと思います。


江戸前寿司との相性は、何物にも代えがたい魅力にあふれています。


左に写っているのが、スペインのロゼです。

土着品種のメンシアを主体に、黒ブドウのみで造られています。


「ドイツは甘い」と並ぶワイン界の都市伝説に、「ロゼは甘い」があります。

こちらは、辛口原理主義の方にも安心してお召し上がりいただける辛口です。


オリンピックに沸いたパリのワイン売り場を見てきましたが、白ワインのほぼ倍の大きなスペースをロゼが占めていました。


なんでもおフランスが上等などと申すつもりはございません。

スペインも美食にかけては負けていないことを、キチンと示すしっかりした味わいの1本です。


詳しくは、会員サイトをご覧ください。

https://member.kenja-wine.com/wine/


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