賢者のワイン

２０２４年９月に、会員の皆様にお届けしたワインはこちらです。

写真の右にあるのが、ブルゴーニュの赤です。

賢者のワインでブルゴーニュのピノノワールが登場するのは、第１回以来です。

そのときには、もっちり、ねっとり系の酒質のワインでしたが、今回のピノノワールは、透明感と繊細さ（フィネス）を重視した造りになっています。

写真の中央は、オーストラリアの白ワインです。

グリューナー・フェルトリーナーというオーストリア原産のブドウ品種を使っています。

オーストリア（墺）原産の品種でオーストラリア（豪）産のワインです。

まぎらわしいので漢字で書きますと、冷涼な墺では厳しめのワインになることが多いこの品種も、この豪州産では厚い骨格に仕上がっています。

このワインは、キレイ目の酒質の中に複雑さが伴っています。

写真の左手は、山梨県にある新興ワイナリーのロゼです。

品種は日本の生んだ黒葡萄・ベリーＡを用いています。

色はピンクではなくて、濃い目の黄色です。

やさしい口当たりの次に、厚めのコクと少々の苦みも現れて、複雑な味わいのうえにバランスが取れています。

このワイナリーの記念すべきファーストビンテージですが、大器に化けそうな片鱗を感じます。